去年、クリスマスに順位決定戦で敗れ、念願の２部昇格をあと一歩のところで逃してしまいましたが、今年も1年間戦い抜き、また同じ舞台に戻ってきました。

ここまでの道のりは本当に長かったですが、今年こそは必ず昇格を勝ち取るという強い思いで活動してきました。

今回は３部リーグのもう一つの山の2位の越谷南Ⅱとの試合でしたが、事前に今回の試合について周知していただいたおかげもあり、保護者や生徒や先生方が合わせて40〜50名ほど応援に来てくださり、いつにも増して緊張感のある試合となりました。

アップ前の円陣では、キャプテンの星を中心に、この1年間の悔しさを晴らそう！そして開智未来の新しい歴史の1ページになろう！という声掛けがあり、それを見ているだけでも心強く、そして誇らしく、いろいろな思いが湧いてきました。

試合の入りは緊張が伝わってくるほどガチガチで、前半の半ばまではなかなかいつものようにはいかず、また相手も昇格がかかった試合で激しくプレスを仕掛けてきて、守備に追われる時間が続きましたが、徐々に開智未来らしさを発揮し、お互いにチャンスを作り合う一進一退の攻防が展開されました。

しかしどちらも強度が高く、球際での強さを見せ、本当に３部の試合なのかと目を疑うほどの好ゲームとなりました。

前半はスコアレスで折り返し、ハーフタイムに入りましたが、そこでもポジティブな声がけも飛び交い、試合に対する選手の気持ちを感じました。

後半は徐々に開智未来が押し込む時間が多くなり、迎えた後半10分、ハーフライン近くのフリーキックを相手の陣地深くに蹴り込み、混戦になったところをゴールに押し込み、喉から手が出るほど欲しかった先制点を手にしました。

その後も最後まで強度の高い素晴らしいゲームを見せてくれ、そのまま1-0で勝利しました。

この結果により、創部初のU-18リーグ東部２部昇格が決まりました！

ここまで来て思い返してみると、なかなか部員が集まらず、試合開始から11人いない状態であったり、交代要員がいなかったり、年間で1勝しかできなかったりと、サッカーというチームスポーツの難しさを感じる時期が多くありました。

新規参入の学校がまず1勝をすること、そして勝ち上がっていくことがこんなに難しいなんて思いも寄りませんでしたが、それだけに今回のこの結果を得られたことに非常に嬉しく感じています。

今も決して部員が多いわけではありませんが、先輩たちが繋いできてくれたタスキを、そして想いを形にしてくれた選手たちに感謝しています。

しかし、まだまだ目標の一つを達成しただけで、これからさらに目指していく高みへの通過点にすぎません。

これからも一歩一歩着実にステップアップするために全員で頑張っていきますので、応援よろしくお願いいたします。