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10月12日~17日 2HシンガポールFW報告

 「今年のFWは・・・シンガポールに決定しましたー!」私が学年集会で行き先の発表をした際に、「やったー!!」と目をキラキラさせて喜んでくれた生徒の様子を見て、とても安心したことを覚えています。

 

 今年度の2H学年FWは様々な理由から行き先が変更となり、国内も含めた様々なパターンを考え、生徒の希望も聞きながら4年ぶりの海外FW実施となりました。

 

初めての行き先ということもあり、7月には下見にも行きました。

 

30か国以上をバックパッカーとして旅をした私としては「東南アジア」というだけで準備するものは多く、バックに南京錠をかけ、スキミング防止策を様々行い、靴の下にも現金を入れ、道端で地図は開いてはいけないと自分に言い聞かせ、やれるもんならやってみろという強い気持ちを持ちながら飛行機に乗りました。

 

ところが実際に行ってみると、そのイメージはまさに180度異なるものでした。銀座のような街並み、時刻通り動く地下鉄、環境を考えた国としての取り組み・・。

 

日本と同じようにとても発展した様子があちこちに見られ衝撃を受けました。

 訪問したシンガポール国立大学では、世界でもトップクラスの大学生とディスカッションや街歩きを英語で行いましたが、3か国語も4か国語も話すことができる学生に、未来生は目が点になっていました。

 

 

 企業訪問は三菱様を訪問させていただき、日系企業がシンガポールで求められているもの、日本の企業で働く上で大切な力「異文化包容力、身体的精神的タフネス、語学力」について具体的に説明をいただき、語学力以外にも必要となる力があるということを肌で感じていました。

 

 高校訪問は陸路で国境を渡り、マレーシアの高校に行きました。

 

イスラム教徒も多く、生徒たちも顔にヒジャブを巻いていて文化の違いを感じました。

 

歓迎会では、マレーシア伝統のゲーム「チョンカ」で遊び、民族衣装に着替えるなど大いに盛り上がりました。

 

開智未来からの出し物は、キャッチボールをしながらお互いの国の美味しい食べ物を言うゲームや、「世界に一つだけの花」を合唱し国際交流を行いました。

 

 FWの行程を通して、異文化を知り理解することの大切さ、語学力だけでなく人間力を鍛える必要があるということ、日本人として何ができるかを考え学ぶきっかけとなりました。

 

初海外どころか初飛行機の生徒も多く、行きの離陸時には歓声と悲鳴が上がった彼らが、日ごとに大きく成長していく姿を見て頼もしく感じ、今回の海外経験はとても大きな意味があったと感じております。

 

(2H学年主任・広報 伊東 悠太)